月夜の海に
三十一文字の家族とふるさと

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Author:Ivoryboat
母の短歌をアップしています。日々の暮らしと自然を詠んだ歌ばかりです。父(時々私)が撮った故郷の写真もスキャンして載せています。

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2009/01/09(金) 12:20:52

イノコヅチ

2006/10/30(月) 12:12:33
着せ初めし幼のネルの袂にも
       いのこづちの実はつかつきゐぬ    (1979年作)
家族TB:0CM:4

バッタ

2006/10/25(水) 19:23:28
もげし足籠にのこして枯色の
    バッタ跳びたり枯野の中に    (1987年作)
生き物TB:0CM:2

乳歯

2006/10/22(日) 21:37:52
明日あたり生え初むものか
     あおのける幼(おさな)に愛し歯の透きて見ゆ   (1979年作)
家族TB:0CM:2

子犬

2006/10/19(木) 07:28:15
穂芒(ほすすき)が日にきらきらと光りゐて
   仔犬駆けゆく道あたたかし   (1983年作)
生き物TB:0CM:6

カマス

2006/10/17(火) 07:28:25
秋の陽のかげらふなかを屋根に干す
      カマスの背(せな)の透きて光れり  (1978年作)

屋根の上に竹笊を置いて色々な物を干しました。かき餅だったり、切り干し大根だったりこの歌のように魚の干物だったり。
生き物TB:0CM:2

お守り

2006/10/15(日) 06:24:10
水の音きこゆる朝の庫裡を訪(と)ひ
     娘(こ)に安産の守りを求む    (1982年作)

両親は安産も受験も家内安全も全てこのお寺にお願いしてきました。
家族TB:0CM:4

ラッパ

2006/10/14(土) 07:40:51
一才の誕生迎へし孫の吹く
     ラッパの音が受話器にひびく     (1986年作)

これは兄の長男を詠んだ歌。
家族TB:0CM:2

蓑虫

2006/10/11(水) 18:16:34
榛(はり)の木をおりつつ揺るる蓑虫の
        蓑まだ青し陽ざしの中に     (1982年作)

松山の万葉植物園にて。私と妹のお気に入りの歌です。
生き物TB:0CM:0

2006/10/10(火) 06:25:19
山萩の風に揺るるを見つつゐて
         峠にしばし汗をぬぐえり   (1978年作)

薄暗い檜林を抜けた辺りの峠。誰もがほっと一息つく気持ちのいい場所です。
花・草・木TB:0CM:4

バス停

2006/10/08(日) 10:22:34
バス停まる橋に待ちゐて老父は
       万才のごと手を振りくるる    (1981年作)

妹はこの光景をよく覚えているそうですが、私は・・・。
家族TB:0CM:4

赤マンマ

2006/10/06(金) 06:02:38
赤のままそよげる土をふみしめて
    子に乗せられし空仰ぎ見る    (1976年作)

兄がセスナのパイロットだったのでこれは調布の飛行場だと思います。
家族TB:0CM:4

小綬鶏(こじゅけい)

2006/10/03(火) 09:23:00
小綬鶏と思ひしときに萩むらを
    小さく揺すりて雛は後追ふ   (1976年作)
生き物TB:0CM:0

命日

2006/10/01(日) 10:52:36
箪笥
四十年経ちたる母の命日を
  夫(つま)は静かに灯をともしをり    (1980年作)

 

 父方の祖母は父が子供の頃に亡くなっており、母の歌に出てくる姑とは後添いさんです。9月のある朝、父が仏壇に灯を灯すことがあります。この歌で遺影でしか知らない祖母の命日と気づきました。田舎の家を処分した時にこの祖母の箪笥をもらったのでそれ以来身近に感じられます。

家族TB:0CM:4
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