月夜の海に
三十一文字の家族とふるさと

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Author:Ivoryboat
母の短歌をアップしています。日々の暮らしと自然を詠んだ歌ばかりです。父(時々私)が撮った故郷の写真もスキャンして載せています。

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2009/01/09(金) 07:03:43

2007/08/11(土) 13:02:20
跳ぶなんてとてもできないでもやった
       海の青さに垂直に入る     (1998年作)

 母が子供の頃には、近くの桟橋から海に飛び込んで遊んだそうです。海の子のくせに臆病な母を兄弟たちが後ろから押したりして・・・。
 テレビの短歌大会で出された兼題を電話で母に伝えたらいくつか歌を作ってきました。中でも瑞々しいこの歌を母の代わりにファックスで送ったら2位に入賞しました。選者の人たちは子供が作ったと思ったみたいです。年齢を書いておけばよかったと思いました。若い人に触発されたのか珍しい詠いぶりが気に入っています。
追憶TB:0CM:4

蚊帳(かや)

2007/08/06(月) 21:58:24
蚊帳の裾を揺らして子らをいれてゐし
       母のしぐさを思ひいるなり     (1996年作)
追憶TB:0CM:6

石臼(いしうす)

2007/06/08(金) 07:27:18
石臼のゆるりと廻る音たどり
    母が麦ひく納屋に帰り来     (1992年作)
追憶TB:0CM:0

神楽

2007/04/13(金) 09:04:50
人垣をめぐりて母とのぞきみし
    春のまつりの神楽恋しも     (1983年作)
追憶TB:0CM:4

2007/03/24(土) 10:39:02
鍬たてていい顔をして海見てた
      確かあなたが八十のころ     (1997年作)

この歌で詠まれているのは母の父親です。葉書うたコンクールで佳作入選しました。
追憶TB:0CM:4

写真

2007/03/20(火) 18:59:59
ふるさとの海辺で母と花見せし
       此のうつしゑにも母は在(いま)さず     (1992年作)

70年も昔のこと。一緒に花を見たはずの母親を写真に探す母。
追憶TB:0CM:2

袷(あわせ) 新しくて古い物

2007/03/13(火) 10:00:01
縫ひ直せる古き袷は着ぬと言ひ
       母にすねたる日もはるかなり     (1978年作)

 母の子供時代の追憶。五人も姉がいるとなかなか新調してもらえませんね。
追憶TB:0CM:8

郵便局

2007/02/20(火) 07:10:29
我が山の木を伐り建てし局なるも
      父一代の長で終りぬ   (1982年作)

 母の実家は特定郵便局でした。3階(2.5階?)建ての家はなるほどおもしろい造りで、子供の頃の楽しい遊び場でした。母の詠む歌には両親への思慕と尊敬の念があふれています。一方、夫(私の父)を詠んだ歌には信頼感が・・・(喧嘩の歌も結構ありますが)。今はこんな風に単純に親を敬い夫を信頼するような時代ではないかもしれませんが、羨ましく思えます。
追憶TB:0CM:0

風呂

2007/01/31(水) 09:26:31
板ふみて風呂につかれば名を呼びて
       母は何時でもおきかきくれし     (1979年作)

母の子供の頃の思い出。五右衛門風呂だったのかしら。祖母を詠んだ歌に比べて、自分の母を詠んだ歌はどれも今ひとつだと感じます。距離感の問題でしょうか。
追憶TB:0CM:4

桟橋

2006/08/15(火) 08:26:54
戦すみて帰り来ぬ子をかなしみて
       母は命をちぢめたまひし     (1976年作)

 当時「岸壁の母」は日本国中に居たと思いますが、母方の祖母も帰還しない長男を待って、毎日桟橋に立ち、浦々を訪ねたそうです。
追憶TB:0CM:2

2006/06/20(火) 06:19:47
偏らず母の愛してくれたこと
       兄いはるるに皆でうなづく
   (2000年作)

☆母は10人兄弟でした。単純な歌ですが皆が愛されて育ったと思えるなんていいですね。
追憶TB:0CM:2

枇杷

2006/06/18(日) 08:35:22
赤茶けし亡き母の手紙いでてきし
     枇杷を送るとかかれてありぬ
        

 1976年作:母方の祖母は早くに亡くなったので、その人となりは母から聞くばかりですが、
 明るくて話好きで子煩悩だったようです。色々なエピソードが実に面白い人です。
追憶TB:0CM:2
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