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2009/01/09(金) 09:45:28
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2年間ありがとうございました。
2008/05/17(土) 09:31:56
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およそ2年間にわたり300首近く母の歌を投稿して参りました。大勢の方々にコメントをいただいたのは望外の幸せでした。皆様のご感想を母に見せるたびに目を輝かせて喜んでおりました。FC2 Blogのお陰です。 母が再び歌を詠んでくれればと始めましたが、もうすぐ80歳になる母の記憶力は日ごとに衰えるばかりです。うちのカナリアはもう歌を思い出せないようです。 好きな読書も楽しめなくなりましたので、母の俳句と短歌をいくつか選び、好きな花の写真を添えて大急ぎ本を作って贈りたいと思います。それなら毎日眺められるでしょう。 このブログでは思うように本にできませんでしたので、私のブログで作りこもうと思います。こういう次第ですので、本日をもちまして「月夜の海に」は閉じさせていただきます。 皆様のコメント、本当にありがたく拝見させていただきました。私と母の宝物です。皆様のブログにはこれからもお邪魔させていただきますのでどうぞよろしくお願いいたします。
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蓬(よもぎ)
2008/04/22(火) 06:34:35
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摘み飽きて手篭おきたるこの土手も 仄か匂ひて蓬萌えいる (1984年作)
この蓬で草もちを作ります。
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雨傘
2008/04/18(金) 00:03:35
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肩かしている人もありとりどりの 雨傘ゆれて遍路下り来る (1984年作)
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そろばん
2008/04/15(火) 23:18:04
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シクラメンの鉢のかげにて 珠(たま)はじく新入社員の指の稚なさ (1974年作)
算盤とシクラメン、新人は銀行員さんでしょうか。今は電卓ですね。
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タンポポ
2008/04/13(日) 00:01:07
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青信号待つ四つ辻をタンポポの 綿毛が西にふかれゆくなり (1991年作)
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天窓
2008/04/10(木) 00:26:03
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天窓を父がつくりしその夜は 皆でのぞきて同じ星見し (1997年作)
母方の祖父は庭にバラを植えたり天窓を作ったり意外にハイカラな趣味だったようです。
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炬燵(こたつ)
2008/04/06(日) 23:40:24
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夫はいま何思ひゐむ心地よき 春の炬燵に二人してゐて (1993年作)
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花見
2008/03/30(日) 23:12:57
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子の歩み目で追ひながら桜咲く 土手に憩える若き夫婦ら (1978年作)
久々の投稿です。これは松山のお堀端での光景だそうです。今日の雨で桜が散ってしまう前に。
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少女(おとめ)
2008/03/09(日) 09:55:25
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誰に似し眉かと思ふ横むきて 眠れる孫の少女(おとめ)さびきて (1992年作)
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笹鳴き
2008/02/19(火) 07:01:19
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山行けば小暗き藪のいづこかに さやにさやかに笹鳴き聞けり (1978年)
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インバネス
2008/02/13(水) 08:03:41
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鳶(とんび)きて父が我が前歩きをり 紙袋さげ辺り眺めて (1996年作)
インバネスといってもとんびと言ってもピンとこないですね。母が子供の頃父親に連れられてよく病院に通ったそうです。病院は嫌だけど宇和島の町に出かけるのは楽しかったようです。
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爆破
2008/02/11(月) 14:28:35
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四度目の爆破成りしか岩砕け 散る画面みて涙ながる (1996年作)
北海道の豊浜トンネル崩落事故、当時誰もが無事を祈って画面を見つめたものです。
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小雀
2008/02/06(水) 07:56:38
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一様に頭をさげて小雀が 餌をあさりをり雪降る径に (1995年作)
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鰯(いわし)
2008/02/02(土) 08:59:04
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鰯二尾われと同じに焼きてゐむ 娘(こ)をおもふなり節分の夜を (1992年作)
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老人手帳
2008/01/30(水) 08:07:05
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面映ゆく何故か嬉しく館員に 老人手帳われはみせつつ (1995年作)
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榾木(ほだぎ)
2008/01/25(金) 07:53:45
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眉顰め榾木しきりに燃やしゐし 父を想へりこの朝冷えに (1997年作)
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嫁菜
2008/01/22(火) 23:17:55
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雪とけてしめれる土の土手の上に みどりすがしく嫁菜のぞけり (1981年作)
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侘助(わびすけ)
2008/01/20(日) 23:57:33
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侘助はさみしい花と夫(つま)が言ふ 黙ってふた りで見詰めいるなり (1998年作)
この詫び助は私が育て切れなくて田舎に送った椿のことだと思います。 私は大好きなんですけれど父の目にはこう映ったんですね。
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雪
2008/01/18(金) 07:44:35
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雪降りているぞと夫(つま)は声のこし 背戸の道踏む音遠去かる (1991年作)
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北淡の春
2008/01/16(水) 23:17:45
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北淡の地震(ない)の跡にも春なれや 名も知らぬ草生えいてかなし (1998年作)
1995年1月17日の阪神淡路大震災の後で同地を訪れて詠んだ歌。
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お下がり
2008/01/14(月) 08:38:36
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おさがりのセーターを着てお互ひに 年をとりしと笑ひこみあぐ (1998年作)
着飽きた服を母によく送りましたっけ。もちろん新しいものも。父もたまに兄のお下がりを着ていたことがありました。
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母娘
2008/01/12(土) 01:19:06
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母親と同じ背丈に伸びてゐる 娘はよく笑ふ一口言ひては (1993年作)
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槌音(つちおと)
2008/01/10(木) 00:38:52
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藁を打つ夫の槌音ここちよし 我も窓辺で歌稿書き初む (2002年作)
正月飾りの後は草鞋や籠の編み方を習って作っていたそうです。
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七草雑炊
2008/01/08(火) 07:14:50
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娘(こ)は一つ姑(はは)は二つ七草の 雑煮の餅を数へつつ焼く (1975年作)
昨夜は七草雑炊を食べました。お餅は入っていませんでした。母はもう作れないので妹が作ってくれました。懐かしい田舎の味でした。
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くちなし
2008/01/06(日) 18:24:59
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年あけてたづぬる寺の池の辺に くちなしの実のあざやかに見ゆ (1976年作)
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新春の町
2008/01/05(土) 07:00:46
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明りしてどの銀行も動きをり 新春四日の朝を歩めば (1988年作)
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正月
2008/01/03(木) 13:35:28
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わが家も帰りし娘(こ)と孫迎へ入れ 正月三日をほっこりとゐる (1989年作)
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年の瀬
2007/12/30(日) 22:23:07
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孫娘ひとり帰りて年の瀬を 榾火(ほだび)のごとき温もり貰ふ (1995年作)
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輪飾り
2007/12/28(金) 08:36:15
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よき顔で夫(つま)は新藁 綯(な)ひてをりひとつ覚えの輪飾りつくると (1999年作)
老人会で習ったわらの輪飾り。この頃の父はとても幸せそうだったと母が書いていました。
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新湯(さらゆ)
2007/12/25(火) 07:12:23
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機嫌悪しき夫(つま)もて余し新湯にて 加減もよしと風呂すすめみる (1987年作)
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